ゆーSK絵を描くブログ

イラスト、アニメーション、漫画の制作について

お題 「夏休み」 イラスト

今週のお題「夏休み」

のイラストを描いてみました。

梅雨も明けそうで一気に暑くなってきましたね!

ではさっそく!

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一度行ってみたいひまわり尽くしのひまわり畑のイラストにしてみました。

ここでイラスト技法のお話になるのですが背景とキャラがなんか噛み合わないとお悩みの絵描きさんはいらっしゃいませんか?

僕もずっとそれで悩んでいた時期がありました。

その多くの理由が環境光を理解しているかというところにある可能性が高いです。

 

環境光って????

 

科学のテストで出てきそうなワードですね!

 

環境光とは光が様々な物に反射した色になります。例えば空の色等

固有色(物が持つ色)+環境光=見えている色  になります。

 

今度は数学みたいですね(笑)

これだけではまだよくわかりませんよね( ゚Д゚)

それではこのイラストでその現象を解説します。

 

まず太陽の光は空の青を吸収しているので青の要素が入ります。

そしてその光がひまわりの黄色、葉っぱの緑に反射したときにその要素も広います。

そしてそれがキャラの肌の固有色(肌色)に反射すると

肌色+青+黄色+緑になります。

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こんな感じです!左を背景なしキャラの固有色にするとこんがり日焼けしたキャラになってしまいます。(名探偵コナンの安室透くんみたいな)

さらに環境光は影部に強く反映される傾向があります。

塗り方はいろいろあります。

固有色に合成レイヤーで環境光の色を加える、補正レイヤー等で色味を調整、厚塗りで加筆等

とは言えそんな計算式や方法聞いたところでいちいち考えるのめんどくさいしわからないよ(;´・ω・)

という方もいらっしゃると思います。

そんな場合線画が描き終わったらまず全体を環境光の色で塗ってしまうのもおススメです。

このイラストの場合青空の面積が大きいので他の黄色等は無視で薄い水色で構いません。

そこから肌の色を考えていくと脳が錯覚をおこして自動的に環境色を含む色をセレクトして配色出来たりします。これはグレースケール、グリザイユ技法にも通じる考え方だと思います。グレースケール、グリザイユが気になった方はググってみて下さい!

 

色々解説しましたが一番大事なのは固有色にとらわれないこと!

 

例えこの光の計算から外れた色を選んでしまったとしてもイラストの世界は現実では

ないのでそれがまた味になったりもします!

パースもそおなんですが逆にすべてがきっちりとした現実すぎてもなんだか退屈な印象のイラストになってしまったりもします。

 

これだけ解説しておきながら僕自身最終的にいい感じに見える色で選んでいます(笑)

 

 

 

こちらはTwitterに投稿した僕のヒーローアカデミアのデクバージョンです

ヒロアカは10月から4期もスタートするということでさらに楽しみですね!(^^)!

 

そして僕はまだイラストのようなひまわり畑には行ったことがありません。

関東のひまわりスポットがどんなところがあるかをピックアップしてみました!

www.jalan.net

 けっこーたくさんあるんですね!今年こそこのどこかに行ってみようかと思います(^^)/

背景を描くときはWEBからの画像を参考にすることが多いのですがやっぱり実際にその場所に行って体感したほうが感動もあるのでよりクリエイティブですよね!(^^)!

これを読んで下さっているのは絵描きさんが多いと思いますが夏休みの思い出とともに創作活動も楽しんで下さいね( *´艸`)

 

最後にお知らせです!ベネッセグループの教育機関のUdemyさんからお声がけ頂きSNSでイラスト活動をより楽しむための動画講座の販売が開始されました。

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4時間弱ひたすら僕のおしゃべり解説と最後に作画編もやってます。興味のある方は是非チェックして下さいね!(^^)!